わが子たちが迎える第四次産業革命とは
目まぐるしく変化する現代。
しかしまだこれは変化の始まりに過ぎないと言われています。まず子どもたちが大人になって迎える本格的な第四次産業革命について考えてみましょう。
ご存知のように世界は、
第一次産業革命・・・18世紀半ば~19世紀の工業化。モノ作りがヒトの手から機械へ。
第二次産業革命・・・19世紀後半の技術革新。電力で消費財の大量生産が可能に。
第三次産業革命・・・20世紀半ば~後半のコンピュータの台頭。より効率的な生産へ。
と経済社会を進化させてきました。そしてこれからやって来ると言われているのが第四次産業革命です。
第四次産業革命・・・21世紀のIoTやAIによる製造業の革新。デジタルとの共存へ。
「今時の若いもんは・・・」というセリフが平安時代から使われていたように、いつの時代も若者が先導していきます。若者は変化や流行に敏感で柔軟性があるのです。しかし今、多くの識者が「第四次産業革命はこれまでの産業革命の中で最も大きな変化になる」と予測しています。
つまり、(私たちはついていけないけど、子どもならついていけるでしょ?)と楽観視していては手遅れになる可能性もあり得るのです。
第四次産業革命のキーワードをいくつか並べてみます。
IOT、AI、CPS、ビッグデータ、コンパクトシティ、スマートカー、ブロックチェーン、
ロボティクス、データサイエンス、スマートファクトリー、デジタルプラットフォーム、
エコシステム、3Dプリンター、AR、VR、バイオテクノロジー、メタバース、NFT・・・
いかがでしょうか?DX関連のお仕事をされている方ならまだしも、新しい時代を正しい知識とともに予測し、子どもに伝えていける大人はかなり少ないはずです。
「未来ってどうなるんだろうね?!」と受け身になるのではなく、
「未来を予測しながら準備していこっ!」と前のめりな姿勢が今の保護者には必要です。
夢(=長期目標)がないことのリスク
第四次産業革命では、今ある仕事の半分がAIによって消滅する、と言われています。
日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に (nri.com)
これは産業革命時には当たり前の現象で、第一次産業革命時にも仕事を奪われた労働者たちが中心となり、「機械打ちこわし運動」が起きています。
歴史から学ぶなら、
●わが子がAIに奪われない仕事に就けるようにする
しかありません。
これまでの「いい高校⇒いい大学⇒いい会社」という単純なルートは通用しないからこそ、親世代とはちがう新しい教育が必要と言われています。
ではAIに奪われない仕事とはなんでしょうか。
業種別に分析なども進んでいますが、そうではなく、「好きなこと」で生きていって欲しいのが親心。
実は私も大賛成で、ここが一番のポイントだと考えています。
そう、好きなことをトコトン追求すればいいのです。
【仕事の価値=ニーズ×希少性】
いつの時代も成り立つ法則。
仕事の価値というのは、求める人がたくさんいること(ニーズ)に対して、提供できる人が自分を含めて少ないこと(希少性)で最大化します。
AIについても弱点は専門性と創造性と言われているため、好きなことをとことん追求することで得られる専門性や、好きなことだからこそ湧いてくる創造性こそが、第四次産業革命での新・勝利の方程式というわけです。
なるべく早く好きなことを見つけ、夢(=長期目標)を育て、学校の勉強とは他に時間をかけて調べていく、専門性や創造性を高めていくことが大切、というわけですね。
しかし、日本の子どもたちは夢がないのが現実です。
SPRIX基礎学力研究所2021
これからの時代を考えた時、これはとてつもなく大きなリスクになると私は考えています。
好きなことや夢(=長期目標)を見つけるのが遅くなればなるほど、専門性や創造性の獲得に差が出てしまうからです。
子どもにとっての未来とは?将来に向けてどう接するべきか?
通信制高校ナビが12~18歳の子どもを持つ親にとったアンケートでは、
●社会で自立して欲しい
●やりたいことを見つけてほしい
がワンツーとなっています。
このアンケートが示すように、親は【やりたいことを見つけての自立】を期待しています。
では、その理想を叶えるべく、将来に向けてどう子どもと接したらよいでしょうか。
2つポイントを紹介します。
①自然と将来の話が多くなる環境にする
「これより第一回将来についての家族会議を執り行う!」
これでは子どもが委縮するだけ。大切なのは、自然と子どもの目線が将来に向く環境づくりです。学校と家の往復が基本の子どもたちを様々な場所に連れていくだけでも大きく違います。パパやママの職場、人気の工場見学、お仕事体験イベント、科学館に博物館、国内や海外への旅行など。子どもたちの視野が広がるようにするだけで、子どもの目は勝手に輝きだすものです。
②子どもの考えを尊重し支援する
「警察官になりたい!」「パンケーキ屋さんになりたい!」
子どもの夢はたくさんあっていいと思います。なぜそう思ったのか、どんな大人になりたいのか、つっこんでたくさん聞いてあげましょう。そして、「すごいね!」「頑張ろうね!」とその考えを尊重・支援してあげてください。なりたい姿(=長期目標)を見つけ、それを応援してくれる人がいることで、子どもの社会性や自己肯定感は育っていきます。くれぐれも他の人との比較や親の理想を押し付けることのないようにしましょう。
海外の未来型教育をご紹介
海外の子たちはどうしているのでしょう?
実は第四次産業革命に備え、ちゃんと準備をしています。
それが早期キャリア教育です。
仕事への理解を通して、夢や憧れを育て、学ぶ力に変える。
そんな海外の教育をいくつか紹介します。
【キャリアデイ/アメリカ】
アメリカの小中学校で行われる人気のイベント。
保護者に自分の仕事をプレゼンしてもらう。
気合いの入った親は、何枚ものスライドや映像を準備し、仕事への情熱を語る。
子どもたちの間では、どの仕事がクールだったか話題になるため、親も力が入る。
https://www.army.mil/article/256944/meadows_elementary_career_day_highlights_military_careers
【ミーアンドマイシティ/フィンランド】
子どもの幸福度No.1、学力No.1にも輝いたことのあるフィンランドのキャリア教育。
仮想都市のなかで、子どもたちは好きな職業を選び、よき市民や社会にについて考える。
その内容はかなり本格的で、準備には数か月かけることも。
小学校の選択授業として行われるが半数以上の子たちが選択する。
日本にいながらできるキャリア教育
一方、私たちの日本では残念ながらキャリア教育が遅れています。
特に小学生の内から始める早期キャリア教育は、他の教育先進国と比べてもまだまだです。
第四次産業革命に備えるための「好きを早めに見つけ、専門性や創造性を高めていく」ためには、ご家庭ごとに早期キャリア教育の環境を整えるしかありません。
私たちが提供しているDreamdrivenもその一つです。
DreamDrivenは、
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